移転後にネットが遅くなる理由
オフィス移転後、以前より明らかにネットが遅い。移転業者に確認しても「設定は問題ない」と言われる。この状態が続くと業務に支障が出ます。自分で確認できる範囲と、業者対応が必要なラインを解説します。
「移転前のオフィスでは問題なかったのに、新しいオフィスに来てからネットが遅い」
ファイルのダウンロードに時間がかかる。クラウドサービスの反応が鈍い。オンライン会議で映像が止まる。
移転業者に聞いても「回線は開通している」「設定は問題ない」と言われ、どこに相談すればいいかわからない——このような状況に直面している担当者は少なくありません。
まず自分で確認できる範囲
以下の3点は1分以内で確認できます。
回線契約の確認
移転前と同じ回線プランか確認してください。移転を機に契約が変わっている場合があります。契約書または請求書で「最大速度」を確認します。
ルーターの設置場所
ルーターが金属棚の中や壁際の隅に置かれていないか確認してください。Wi-Fi利用の場合、設置場所で速度が大きく変わります。
有線と無線の比較
LANケーブルで直接接続して速度が改善するか確認してください。改善すればWi-Fi環境の問題、改善しなければ配線または回線の問題です。
業者へ相談すべき判断ライン
以下に1つでも該当する場合、社内対応では解決しません。配線工事業者への相談が必要です。
- 有線接続でも遅い — LANケーブルで直接つないでも速度が出ない場合、配線自体に問題があります。
- 特定のエリア・席だけ遅い — その区間の配線に問題があります。
- 既存配線をそのまま使っている — 前テナントの配線を流用している場合、規格が古い・劣化している可能性があります。
- 接続台数が移転前より増えた — PC・電話・複合機の台数が増えた場合、配線容量が不足している可能性があります。
- HUBやルーターを自分たちで増設した — 市販機器の追加で一時的に対応した場合、ネットワーク構成に問題が生じている可能性があります。
これらの症状は「回線が遅い」のではなく「機器が処理しきれていない」状態です。回線業者に連絡しても解決しません。
判断のポイント
回線契約・ルーター設置場所・有線/無線の比較は自分で確認できます。
有線接続でも遅い、特定のエリアだけ発生する場合は配線の問題です。
配線の問題は回線業者・移転業者では対応できません。
放置すると業務効率の低下とセキュリティリスクにつながります。
同じカテゴリの記事
ネットワークが突然遅くなった時の確認手順
通信速度の低下は業務に大きな影響を与えます。自社で確認できる項目と、業者への相談が必要なケースを解説します。
業者相談の必要度
社内で様子を見てよい
会議中だけネットが遅くなる原因と対処法
オンライン会議を始めると急に画面共有が遅くなる、資料のダウンロードが止まる。会議が終わると元に戻る。このような状態は、社内対応で解決できる場合と、配線や機器の問題で業者対応が必要な場合があります。
業者相談の必要度
すぐ相談したい
