トラブル解決緊急度:中

社内対応で直るトラブルと直らないトラブルの違い

ネットが遅い、電話が切れる——同じ症状でも社内で解決できるケースと業者でなければ直せないケースがあります。その判断基準を明確に解説します。

2025年2月5日5分で読める1,108回閲覧

「ネットが遅い」と社員から報告があった。ルーターを再起動したら直った。翌週、また同じ報告。今度は再起動しても直らない。

「前回は自分たちで直せたのに、今回はなぜ直らないのか」——同じ症状に見えても、原因がまったく違うケースは珍しくありません。

社内で対応できるトラブルと、業者でなければ解決できないトラブルには明確な違いがあります。この記事では、その判断基準を解説します。

1社内対応で直るトラブルの特徴

以下に該当する場合、社内で解決できる可能性が高いです。

再起動で完全に直り、再発しない

ルーターやPCの再起動で改善し、その後1週間以上再発しなければ一時的な不具合です。社内対応で問題ありません。

1台だけに発生している

特定のPCだけで起きている場合、その端末の設定やソフトウェアの問題です。他の端末で正常に動作しているなら、社内のIT担当で対応できます。

原因が明確で、設定変更で対応できる

Wi-Fiのパスワード変更後に繋がらない、プリンターのIPアドレスが変わった——原因が特定でき、設定の修正で直るものは社内対応の範囲です。

業者へ相談すべき判断ライン

以下に1つでも該当する場合、社内対応では根本解決できません。業者への相談が必要です。

再起動で直るが、数日以内に再発する

一時的に直っても繰り返す場合、機器の処理能力不足や配線の劣化が原因です。再起動は応急処置にすぎません。

複数台・複数エリアで同時に発生する

影響範囲が広い場合、個別の端末ではなくネットワーク全体の構成に問題があります。機器交換や配線の見直しが必要です。

原因が特定できない

「何をしても直らない」「原因が分からない」状態は、目に見えない配線や機器内部の問題です。専門機器による調査が必要です。

症状が徐々に悪化している

半年前より明らかに遅くなった、切れる頻度が増えた——このパターンは機器の劣化や接続台数の増加による容量不足です。

配線や機器が3年以上前のもの

古い機器や配線は現在の通信速度に対応していません。設定変更では解決しない構造的な問題です。

「前回は直ったのに今回は直らない」場合、前回の対応は応急処置だった可能性があります。根本原因が別にあると考えてください。

2判断の早見表

状況社内対応業者対応
再起動で直り、再発しない
再起動で直るが、繰り返す
1台だけ遅い・繋がらない
複数台・フロア全体で発生
設定変更で直る
原因が特定できない
症状が徐々に悪化

「社内対応で様子見」を続けた場合の業務影響

再起動が日常業務になる

「調子が悪くなったら再起動」が習慣化すると、毎回10〜15分の業務停止が発生します。週に3回起きれば、月間で3時間以上のロスです。

ある日突然、完全に止まる

応急処置で凌いでいた問題は、機器や配線の限界を超えた時点で完全停止します。その時は緊急対応になり、復旧まで数日かかることもあります。

緊急工事による費用増加

計画的な配線工事と、業務停止後の緊急工事では費用が大きく異なります。緊急対応は通常の1.5〜2倍の費用がかかることがあります。

社員が独自の回避策を取り始める

社内ネットワークが不安定だと、個人のスマホでテザリングしたり、私用クラウドにファイルを保存する社員が出てきます。これはセキュリティ上の重大なリスクです。

判断のポイント

再起動で直り再発しない、1台だけ、設定変更で直る——これは社内対応で解決できます。

再発する、複数台で発生、原因不明、悪化傾向——これは業者対応が必要です。

「前回は直ったのに今回は直らない」は、根本原因が別にあるサインです。

応急処置の繰り返しは、業務停止リスクとコスト増加につながります。

社内対応で解決しない可能性がある場合、簡易診断で確認できます

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