「昨日まで普通に使えていたのに、急にネットが遅くなった」——このような状況は、オフィスで働く方なら一度は経験があるのではないでしょうか。通信速度の低下は業務効率に直結する問題です。本記事では、自社で確認できる項目と、業者への相談が必要なケースを段階的に解説します。
1まず確認すべき3つのポイント
ネットワークが遅くなった場合、まずは以下の3点を確認してください。これらは専門知識がなくても自社で対応できる項目です。
ルーター・モデムの再起動
電源を切り、30秒〜1分待ってから再度電源を入れます。多くの一時的な不具合はこれで解消されます。再起動後、5分程度待ってから接続を確認してください。
影響範囲の確認
遅いのは1台だけか、複数台か、フロア全体かを確認します。1台だけの場合はそのPCの問題、複数台の場合はネットワーク機器の問題の可能性が高いです。
LANケーブルの接続確認
ケーブルが抜けかけていないか、断線していないかを確認します。ケーブルを差し直すだけで改善することも少なくありません。
2よくある原因と対処法
| 原因 | 症状 | 対処法 |
|---|---|---|
| 回線の混雑 | 特定の時間帯だけ遅い | 回線プランの見直し |
| 機器の老朽化 | 徐々に遅くなった | 機器の交換 |
| 接続台数の増加 | PC増設後から遅い | ネットワーク構成の見直し |
| 配線の問題 | 特定エリアだけ遅い | 配線調査・修繕 |
3業者への相談が必要なケース
以下のような状況の場合は、専門業者への相談をおすすめします。自社での対応には限界があり、無理に対処しようとすると状況が悪化する可能性があります。
業者相談を検討すべき状況
- フロア全体または複数部署で同時に遅くなっている
- ルーターやスイッチのランプが異常な点滅をしている
- 再起動しても改善しない、または一時的にしか改善しない
- 電話やVPN、ビデオ会議にも影響が出ている
- ネットワーク機器が3年以上経過している
4放置した場合のリスク
ネットワークの遅延を放置すると、以下のようなリスクが発生する可能性があります。
業務効率の低下
ファイルのダウンロードやクラウドサービスの利用に時間がかかり、生産性が大幅に低下します。
会議品質の悪化
ビデオ会議の映像や音声が途切れ、重要な商談や社内会議に支障をきたします。
機器故障のリスク
老朽化した機器を使い続けると、突然の故障により業務が完全に停止する恐れがあります。
セキュリティリスク
古い機器はセキュリティアップデートが終了している場合があり、脆弱性を抱えている可能性があります。
まとめ
- まずはルーターの再起動と影響範囲の確認を行う
- 1台だけの問題か、複数台・フロア全体かで対応が変わる
- 全体に影響がある場合や、電話・VPNにも影響がある場合は業者相談を検討
- 放置すると業務効率の低下と機器故障のリスクが高まる
