Wi-Fi工事の見積で確認すべきポイント
オフィスのWi-Fi環境構築の見積を受け取ったが、内容が妥当か判断できない。AP台数・設置位置・電波設計など、契約前に確認すべき項目を解説します。
こんな状況ではありませんか
- Wi-Fi工事の見積を受け取ったが、AP台数が適切か分からない
- 「一式」表記が多く、何が含まれているか不明
- 電波調査や設計費用が見積に入っているか確認したい
- 他社と比較したいが、何を基準にすればいいか分からない
見積で確認すべき3項目
以下の3点が明記されていれば、見積内容は比較的明確です。1分で確認できます。
アクセスポイント(AP)の台数と設置位置
「AP○台」だけでなく、どこに設置するかが明記されているか確認してください。
確認ポイント:フロア図面に設置位置が記載されているか
同時接続台数の想定
従業員数×デバイス数(PC・スマホ・タブレット)を想定した設計になっているか。
目安:1人あたり2〜3台のデバイスを想定するのが一般的
機器の型番・スペック
APの型番が明記されているか。Wi-Fi 6対応か、PoE給電対応かなど。
注意:「業務用AP」だけでは性能が分からない
業者確認が必要な5つの判断ライン
以下に該当する場合、見積内容の確認または再見積が必要です。
電波調査(サイトサーベイ)費用が含まれていない
現地の電波状況を調査せずにAP台数を決めると、電波干渉や死角が発生します。調査費用は別途3〜10万円が相場です。
LAN配線工事が含まれていない
APへの有線接続(PoE給電)が必要です。既存配線を使う場合でも、増設が必要なケースが多いです。
コントローラー費用が不明
複数APを一元管理するコントローラーが必要です。クラウド型の場合は月額費用が発生します。
PoEスイッチが見積に入っていない
APへの電源供給にPoEスイッチが必要です。既存スイッチがPoE非対応の場合、追加費用が発生します。
設定・動作確認費用が「一式」表記
SSID設定、セキュリティ設定、接続テストなどの作業内容が不明確だと、追加請求の原因になります。
Wi-Fi工事の費用構成(相場)
| 項目 | 相場 | 備考 |
|---|---|---|
| 電波調査(サイトサーベイ) | 3〜10万円 | フロア面積による |
| アクセスポイント(業務用) | 3〜8万円/台 | Wi-Fi 6対応の場合 |
| PoEスイッチ | 5〜15万円 | ポート数による |
| LAN配線工事 | 1〜2.5万円/本 | 距離・経路による |
| 設定・動作確認 | 3〜8万円 | AP台数による |
| コントローラー(クラウド型) | 月額500〜2,000円/台 | ライセンス費用 |
※上記は目安です。実際の費用は現地状況により変動します。
確認せずに導入した場合のリスク
電波が届かないエリアが発生
電波調査なしでAP台数を決めると、会議室や倉庫など電波が届かない死角が発生します。後からAPを追加すると、配線工事も含めて追加費用がかかります。
接続台数が増えると速度低下
同時接続台数を考慮せずにAPを選定すると、従業員が増えた際に通信速度が著しく低下します。Web会議やクラウドサービスの利用に支障が出ます。
電波干渉で接続が不安定に
近隣オフィスのWi-Fiや電子レンジなどとの電波干渉を考慮しないと、接続が頻繁に切れる原因になります。業務効率が大幅に低下します。
